運命の赤い糸を結ぶ神前式
結婚するふたりは、生まれた時から小指と小指が赤い糸でつながっている。
日本には、こんな美しい言い伝えがあります。おふたりをつなぐ赤い糸は、目に見えなくても、きっと存在します。
なぜなら、こんなにたくさんの人がいる世の中で、たった一人の運命の人を見つけ出せたのですから。
美しいものがたりが残るこの国で、江戸の歴史と文化が薫るこの街で、いつまでも心に残る、美しい結婚式を。
縁結びの神さま
川越氷川神社は、今からおよそ 1500 年前の古墳時代に創建されたと伝えられます。室町時代の長禄元(1457)年、太田道灌が川越城と江戸城(現在の皇居)を築城して以来、城下の総鎮守として崇敬されました。 二組の夫婦の神さまとそのご子孫の神さまをお祀りしていることから「家族円満の神さま」「夫婦円満・縁結びの神さま」とされてきました。
結い紐の儀
目に見えない赤い糸を、おふたりがきちんとたしかめ合えるように、お互いの小指に赤い「結い紐」を結び合う。一生に一度の、一生の約束。それが、川越氷川神社ならではの儀式「結い紐の儀」です。
結婚が「むすび」の力によって、さらに新しいなにかを生み出すために。そしておふたりの心がお互いから離れていかないように。結い紐は、そう願いを込めた儀式。赤い水引を、巫女がひとつひとつ丹念に編み上げてつくられる「結い紐」。それは、ふたりをより強くむすぶ、指輪になります。
参進の儀
氷川の森に雅楽の音色が響き花嫁行列が境内を進む参進の儀。儀式全てを大切に、雅楽の生演奏が響き渡る参進〜巫女舞~斎主挨拶までの九つの儀式を省略することなく執り行います。
拝殿での誓いの後は、普段は神職以外入ることのできない本殿へ結婚の奉告参拝。県の重要文化財にも指定された彫刻が美しい本殿で、新たな人生を歩み始めることができます。