川越氷川神社「儀礼御用車」
このたび川越氷川神社では、
二台の三輪自動車を「儀礼御用車」として導入しました。
令和三年四月より、氷川神社で結婚式を挙げる新郎新婦の移動や撮影、
人生儀礼を迎える方の街案内などに使用する予定です。
1950年代、日本では三輪自動車が数多く生産され、
トラックとして荷物を運んだり、ワゴンとして遊園地の観客を乗せたりと
幅ひろく活躍しました。
その後それらの車両は海外にも輸出され、主に東南アジアの国々で
タクシーとして活用されます。
昭和の日本を思い出させるこの車両は、扉や窓ガラスがないため風通しがよく、
また車内から外を眺めることにも適しています。
二台のうち一台は川越の蔵造りの家並を思わせる黒色。
もう一台は鎮守の森に溶けこむ薄浅葱(うすあさぎ)色です。