2019年2月1日 (金) [氷川の杜(スタッフブログ)]
『和の色合わせ』のお話し
皆さまこんにちは。ブログ管理者そよ風です。今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
昨晩は雪の心配がありましたが、川越は特に降ることがなく出勤にも影響がありませんでした。雨も朝には止んでいたので、大地を潤す雨にはなりませんでしたが、部屋の湿度計がいつもより少しだけ高い湿度を表示していて嬉しくなりました。
さて今日は「和の色合わせ」のお話しを。
先日色打掛の選び方について書きましたが、打掛の下に着る掛け下着や懐剣、はこせこなど和の小物の色あわせも花嫁さまのスタイリングには欠かせません。
また、会場のお花やテーブルクロスなどの色合わせは、披露宴の雰囲気作りに大切な役割を果たしてくれます。春夏秋冬、素敵な名前の日本の伝統色とともにご紹介していきます。
春というと「桜」をイメージするかたも多いのではないでしょうか。淡いピンクは「桜色」。そこに白、淡いグリーンの「白緑(びゃくろく)」の組み合わせは可憐な印象です。会場のお花を桜にするのであれば、白のテーブルクロスに薄い緑色のナフキンの組み合わせも春らしいですね。
初夏には「利休白茶(りきゅうしらちゃ)」、「若苗色(わかなえいろ)」、「若竹色(わかたけいろ(」とグリーンのグラデーションで爽やかな色合わせもおすすめです。打掛、和装小物、そしてブーケで取り入れてもよいのではないでしょうか。
こっくりとした色合いが魅力の秋にカジュアルな雰囲気の色合わせも素敵です。「橙(だいだい)」、「淡黄色(あわきいろ)」、そして「トルコ石色」。会場のテーブルクロス、ナフキン、ペーパーアイテムなら取り入れやすいかもしれません。トルコ石色はポイント使いすると素敵です。
そして冬。黒や灰色を連想なさると思うのですが、結婚式という晴れの日を「赤」で表現するのもおすすめです。例えば会場のクロスを光沢のあるシルバーグレーにし、赤のダリアを中心にしたお花をアレンジ。「濃緑(こいみどり)」のナフキンを置く。打掛は「すみれ色」というのはいかがでしょうか。なかなか大胆でいいのではと思います。
日本の伝統色はとても素敵な名前、面白い名前があります。「瓶覗(かめのぞき)」、「梅鼠(うめねずみ)」。名前の由来を調べると納得感のある色名でした。
色の名前をヒントに衣裳や会場のしつらえを考えるのもひとつ。ご参考までに。